事業所名   石忠彫刻店 (イシチュウチョウコクテン)
代表者    宮本 忠幸  (ミヤモト タダユキ)
住 所    〒773-0015  徳島県小松島市中田町池ノ内6-14
電話番号     TEL 0885-33-3695   FAX 050-3488-7856 
                     
  営業品目
刻印全般 (レーザー彫刻・金属彫刻・サンドブラスト)
阿波踊り用品販売
甲子園グッズ(スポーツ関連グッズ)企画販売
徽章・バッチ・トロフィー・メダル販売
表札販売・石材工事全般


主要取引先
  * 海上自衛隊  第24航空隊
  * 海上自衛隊 徳島航空基地隊
  * 小松島市役所 
  * 阿南市役所
  * (株)松下徽章
  *
  * 阿波踊り用品 (株)岡忠
  * 阿波踊り用品 豊喜屋
  * 徳島赤十字病院
  * 受勲受賞記念品 まこと商会
  

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はじめまして、代表の宮本忠幸と申します。
プロフィールですか、なんか人前で裸になるみたいでこっぱずかしいですねでは、わたしの半生をご紹介します。
学生生活を終え24歳になるまで定職につかずバイト生活をしておりました。
最後のバイトが喫茶店のウエイターでした。豆を挽いてお湯を加えアルコールランプで沸かすのですが、その量に応じて時間を計り、火をはずすんですがその作業が時計の秒針とニラメッコなんです。1分10秒で外すとか1分30秒とか・・

朝9時からそれやると一日が長い長い、まだ11時、まだ2時半と時計の見すぎで本当、わたしには長くてやめちゃいました。

その後、ブラブラと毎日を過ごしていたんですが、ある日家の近くの石屋さんの前を通りかかると、きれいな仏像があったんです。
それも等身大というかお相撲さんが座ったくらいの坐像というんですがドンと座ってました。それも本式のやつが・・何年もこの町に住んでましたが石屋が近くにあるのも知りませんでした。皆さんもそうでしょうが、石屋なんて日常にあまり関係ないからわかんないですよね。
でもね、なんかその仏像にひかれて知らぬうちに弟子入りしていました。
聞けばここは石材彫刻の専門店で徳島には一つしかない、仏師は一人しかいないとのことでしたので、ようしおれも頑張るぞと思ったもの
の給料はほんの小使い程度の3万円!
これは24歳のわたしにとっては非常につらい。親を楽させなければならないのに・・・

その親からたまに金をもらうしまつ、情けなさをバネにして4年間の弟子修行を終えやっと職人となりました。

少し話しは飛びますが、徳島の隣の県、香川県の庵治町が日本でも有数の石の本場ですが、そこでは石が採掘されるので自然と石文化も栄え石材彫刻店も何件かありますが、さすがに本場は細分化されてて、ここは仏像専門、ここは観音様専門、ここは庭灯籠専門と得意分野だけしてても食べていけます。

しかし、徳島ではそれは無理、これは苦手で作れませんなんて言ってたら、仕事なんてないですよ。それでホント注文頂いたものは何でも彫ってきました。やっとまともに給料ももらえるようになってこんな私も人並みに恋愛し、嫁をめとり、仕事にもすこしずつ自信が持てるようになり、ますます腕に磨きをかけるぞと頑張っていこうとした10年目の春、店 つぶれました。
経営者というか私の師匠なんですが、借金を作り夜逃げしてしまいました。

ガーン 全くそんな素振りもなかったのにきれいに計画的ににげてしまいました。債権者があつまり、店の道具もなにもかもなくなってしまいました。私も二女が生まれたばかりでさすがに途方にくれまた。

何件かの同業の石材店さんがウチにこないかとさそってくれたりもしましたが、そこは墓石店なんです。お墓を切ったり磨いたりで今までやってきた彫刻は出来ません。

おれの十年はなんだったのかと思い、行けるところまでと独立を決心しました。

「石の中に心」名前の忠幸の一文字を掛け石忠という屋号で再出発です。ふう ちょっと休憩。

たったひとりで石の買い付け・彫刻・見積り・据付・集金と全部やってきましたが、すばらしいお客様たちとの出会いで苦しいより楽しかったような気がします。独立後は時代の波も大きく変化してきました。それまで年間100体くらい水子地蔵を彫っていましたが、ぐっと数が減り始めました。中国加工の地蔵さんの氾濫です。筋を付けただけのような彫りかたですがとにかく安い!
どうしても太刀打ちできない。将来的にも先細りは免れないと何らかの方向転換をよぎなくされ、いままでの経験を生かした仕事はないかと焦りましたが、そこで取り組んだのが橋梁の親柱とかトンネルの銘板です。知り合いに世話してくれる方もいてたくさん手がけさせていただきました。

当時は今で思えばバブルだったのでしょうか、公共工事もある程度いい金額で受注出来うるおいました。娘たちはそのお陰で養ってこれたかなと思うくらいです。普通は製造は製造で引き渡して終わりなんでしょうが、本来凝り性というか最後までやらないと気がすまない私は設置作業まで全部引き受けます。高所作業車の取扱免許も取得しなんでもやっちゃいました。

数年が過ぎたころ、また何か新しい情報はないかとチャレンジメッセにいったところレーザー彫刻機を見つけました。一人で仕事をするのも疲れるけど、なかなか人を雇い入れる勇気もないしと考えていた
時期でもあり、機械は文句いわないか程度の思いつきで即決いたしました。

パソコンも使えぬくせに・・・40を過ぎてパソコンの勉強です。それも機械を操作するためのドロー系ソフトが最初で、独学です。だから、いまでもワード、エクセルはよく分かりません。

そんなこんなでやってるうちに皮もガラスも木もなんでも彫れる事、必要としている人がいることに気付きました。
図に乗ってなんでも彫れますってPRしたらジッポライターにネームをいれてくれと依頼されました。ごめんなさい、光だから金属はダメなんです。何度かお断りの弁解しましたがそれも嫌になり、買っちゃいました金属彫刻機。また、特別のソフトでお勉強開始です。ほぼマスター致しました。サンドブラストは昔から得意な技術です。

なんかこれ本当に何でも彫れますの世界じゃないのと石材店のおっちゃんが片手間に遊んでいたのから、1歩進化させようとしました。彫る・刻むのトータルアートを目指し普通の名入れ刻印店ではなく、石も彫れるんだという強みに変えたいとおもってます。

今では、在県の自衛隊様の名札から刺繍名札もまかせて頂き、各市町村から徽章・バッチ・トロフィーなどの依頼に加え、阿波踊り用品販売、加工、道の駅などのお土産品、時計宝飾店からの名入れ依頼、多種多様な依頼を受け、毎日結構楽しく過ごさせていただいてます。

これから私は石忠は何処に向かっていくんでしょうか?実のところ分かりませんが、より多く必要としていただける方向へ進んで
行きたいと思っています。長い長い話になっちゃいましたが、49年間の歩みでした


追記 最近の4年間

早いものでこのプロフィールを書いて4年になります。今53歳となりましたがこの4年間の話を少し・・・

HPなるものをUPさせたもので 石忠もおおきな変化が生まれました。

今まで培ってきた技術を用い なにか商品化させて販売しようと金儲けをもくろんできましたが、本来技術屋の私には 大儲けなどは無理、商才が無いということに気づきました。

ひとの欲しがるヒット商品なんて 考える力も資金力もありません。

では、なにが出来るのか どうやれば人の役に立つことができるのかって考えました。

「じゃ、私の技術を人に使ってもらおう」そう考えるようになりました。

そこで 私はコレが出来ます。あれが出来ます。これもしたことがありますって 紹介してゆきましたところ

「1個なんですが 自分の持ち物に彫刻してもらうことって出来ますか?」

と県外の方からメールが届きました。

この1通のメールが 最近の石忠彫刻店が 持込刻印専門店となってきた始まりです。

自分たちの記念であったり、友人へのサプライズプレゼントであったり、こだわった商品に自分の考えたデザインなりを彫刻してみたい。そう考えるかたは たくさんいらっしゃいます。

表札一つとっても 決まりきった書体の文字打ち変えだけでは こだわりを持つ方は納得できません。

出来ることなら 自分の考えたデザイン・バランスで 自分の選び抜いた素材に彫刻したい。

最後まで自分でやりたいところだが、そこは譲歩してプロにまかせていい表札にしたい。

彫る 刻むというのはやはり特殊技術ですので ミスると彫刻も また商品自体も台無しになる危険を秘めています。

ですので その部分だけはプロに委託したいと その道のプロ 名入れ店などを探してみても 持込不可!と案外ないのです。

案外と書きましたが 現在日本で 持込商品に彫刻してくれるところは 3軒程度でしょうか。

お預かり商品=不慣れな商品となり 非常にリスクの高い彫刻となるため 名高い名入れ店でも嫌うところが多い、別にそんなリスクを犯す必要がないというところでしょうか。

なにか私の出番がきたように感じました。

私は石仏彫刻がスタートで合った為でしょうか 逆に言うとそのくらいのリスクは あまり感じないのです。

石材などは 石目というか方向性があって、逆目に彫ると必ず欠ける!

姿形全てうまくいっていても、最後に鼻が欠けると今までの全てがパアになってしまう、またつくりなおしも

出来ない そういった類の素材なのです。

それを失敗しないように注意深く 集中しながら刻み込んでゆく。

私の取り柄といえば そのあたりの集中力だけのような気もします。

現在は ローレックスの時計とか高額商品であったり、また、なんだこれはといった初めての商品への名入れ依頼もありますが、リスクを感じる前に ワクワク感が先にくるんです。

前日夜 布団の中で ああやって固定して このあたりから彫り始めて 深さは0.6mmくらいからはじめて 3回くらいリピートかけて ・・・なんて考え始めると楽しくて寝れなくなります。

修学旅行前の学生みたいなもんです。

朝があけるのも待ちかねて 職場直行で 早く試してみたくなるんです。

そして 彫刻をしているときに 浮かんでくるのはお客様の満足げなお顔です。

いや、ビックリしたような顔でしょうか 

「期待以上だ」 その声を聞くためだけ お客様をビックリさせることだけを念頭に彫刻している気がします。

私は仕事が趣味です。彫刻・刻印が趣味です、生きがいです。

その趣味が仕事にできて本当に幸せだと感じてます。

これからも長年 生活しご飯もたべていかなくてはなりませんから 私にいろいろな刻印をさせてください。

よろしくお願いします。

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阿波おどり用品からトンネル銘板、甲子園グッズから自衛隊グッズ。
自作の表札、手づくり表札のお手伝い。メモリアルや希少価値、付加価値。
一つ1個しか必要ないもの、そんなオンリーワンのための名入れ工房です。
持込み商品に彫刻OKは国内でも少ないサービスです。
なぜ、持込み商品に彫刻可能なのか、それにはちゃんと訳があります。