ここでは、革製品に刻印する際に、知っておいていただけたら、ということをご紹介させていただきます。

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革製品にレーザーで刻印すると、ほとんどのものは、黒やこげ茶で仕上がります。

革の種類によって、色目が変わりますが、これは刻印してみないとわかりません。

黒革の場合は、しっかり刻印できていても少し見えづらい仕上がりとなります。でも、それが「目立ちすぎずに仕上がっていい!」と言っていただけたりします。 

6.12 補足2.jpg

革製品に刻印しますと、ほとんどの場合で「スス」が出ます。
(焼いているんだから当然かもしれません)

まったくと言っていいほど出ないものもございますが、多くのものは下の画像のように黒いすすがつきます。

  (クリックすると拡大画像をご覧いただけます)

こちらでも刻印後に清掃作業はするのですが、全てを取り除くことはできません
使用しているうちに自然とでなくなりますが、ベルトなどへの刻印は、衣服に付着する可能性がございます。この点、ご了承下さい。

6.12 補足3.jpg

 

レーザー彫刻機で刻印する場合、何よりも焦点距離が大切になります。
そのため、下の画像のように革のヨレが大きい場合、 焼きムラが生じてしまいます。
(小さく刻印する場合や、文字の線が細いと目立ちません。)

      (クリックすると、拡大画像をご確認いただけます)

肉眼ではまっすぐ平らに見えるようなタイプのものでも、機械にとってはそうじゃない。

ですから、刻印面積が多い=ムラが出る確率UPという事になります。

 

よりきれいな仕上がりを望むなら、

イラストなどはベタ(塗りつぶし)が少ないものの方がよい

という事になります。

6.12 補足4.jpg

革にもいろいろな種類がありますよね。
刻印するのに影響を与えるのは、革表面の状態です。
先ほどの「焼きムラ」でも、革のヨレは侮れないというお話をさせて頂きました。

この革表面がツルッとしているのか、 凸凹となっているのかで、
刻印できる文字サイズがかわってきます。

下の画像をご覧下さい。

  こちらは、『ツルン』のタイプです。

  こういうタイプは小さな文字も刻印できてしまいます。
 イラストなんかも刻印しやすそうです。

  対してこちらは、 凸凹タイプです。
  このタイプで、「もっと小さくしてください」と言われても、
  「これ以上は無理です」という場合がございます。

何故か???

 

アルファベットの『a』や『e』。この線で囲まれた白丸の部分、ここがポイントです。
この白丸が、革の凸凹のラインと重なってしまうと、
白丸部分の革がペロンとはげてしまう恐れがあります。
そのため、このタイプの革に刻印する場合、「小さくすることはできるんだけど、革がはげちゃうかもよ 」という意味で、「これ以上小さくすることはできません」とご連絡させていただきます。

刻印することを第一に考えて商品を購入するということは、あまりないかもしれませんが、オリジナルのイラストや、ロゴなんかをお考え中の方は、この辺もあわせて商品の検討をしていただければと思います。

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